20年職人を続けて感じること

ー高低差のある敷地での境界ブロック積み作業を通じてー
先日、階段を何度も上り下りしながら、高低差のある敷地で境界ブロックを積む現場がありました。
初日は、相場君が朝一でブロックを追加で運んでくれて、無事に組積工事が完了。長年やってきた積み方にいろんな工夫を重ねてきましたが、結局「原点のやり方が一番しっくりくる」と、改めて感じました。やっぱり基本は裏切らないですね。
2日目は、朝から階段の上り下りで体力勝負。20代の頃はなんてことなかったけれど、最近は若い子たちに任せていた手元作業を久々に自分でやると、体にこたます。汗も止まらない暑さの中、夕方には雨予報があり、急ぎながらも丁寧にフェンス柱まで設置しました。
20年近くこの仕事をやってきて思うのは「現場は、毎回違うドラマがある」ということ。大変な日もあるけれど、手を動かして形になった時の達成感は、やっぱり職人ならでは。最近では若い仲間も増えてきて、次の世代にこの技術を伝えるのも楽しみのひとつになっています。
体を使う仕事。でも、それ以上に心が動く仕事です。