現場を通して感じる施工管理職の仕事
今回は、最近担当した現場で感じた「うまくいったこと」「反省したこと」をお伝えします。
施工管理の仕事って、図面だけを見て現場を動かすわけではありません。
現場の状況、職人さんの技量、お客様の想い──すべてをつなぎ、ひとつの空間をつくる“総合力”が求められます。
◆今回の現場
もともと植栽だった奥のお庭スペースを撤去し、
-
目隠しフェンス+門扉
-
タイルデッキを設置して、室内と外がつながる快適空間へリフォームしました。植栽スペースは少なくなったものの、
「リビングからの動線が良くなった」
「人目も気にならず過ごしやすい」
と、お客様にも大変喜んでいただけた現場です。
■この現場で “良かった点
●現場途中の仕様変更にも柔軟に対応
階段の仕様変更、タイル下地の調整など、現場で状況が変わるのは日常茶飯事。
その都度プランナーと職人さんと連携して、最適な方法を選べました。
●お客様対応
工事中の植栽の伐根状況や柱材の寸法等細かな相談にも丁寧に説明。ここは、日頃から大切にしている姿勢が活きた部分です。
■次回に必ず活かす「改善ポイント」
どんな現場も成功だけではありません。
施工管理の成長は、この「反省」から始まります。
-
工事規模によっては、外注施工時でも生コン支給を検討
-
下地寸法だけをまとめた “現場用図面” を新たに作成
-
着工前に “下地レベルの墨出し” を必ず実施
-
建物基礎のクセや波を、最初の現調時に実測しておく
-
解体後の補修チェックリストを追加
「気づきを次に活かせる」これが施工管理の面白さであり、成長を実感できる瞬間です。
施工管理は、
-
図面を見る力
-
現場を読む力
-
人をつなぐ力
-
お客様に寄り添う力
そのすべてが必要な仕事です。
プレッシャーもあるけれど、その分だけ確実に成長できます。
今回のように、良かった点も反省点も現場ごとに積み上がっていきます。
これが「経験値」として自分の武器になる──
そこが、この仕事の一番の魅力です。
「現場で学びながら成長したい」「ものづくりが好き」
そんな方にとって、施工管理は本当にワクワクできる職種です。
ぜひ一緒に、未来の現場をつくっていきましょう。
この記事を書いた人
松浦茉優
資格:2級造園施工管理技士、1級エクステリアプランナー
照明コーディネータ―
出身地:埼玉県新座市
職場までバイク通勤しています。